『長谷寺』





















『長谷寺』は、開創は奈良時代の天平八年(736)と伝え、聖武天皇の治世下に勅願所と定められた鎌倉有数の古刹です。正式には「海光山慈照院長谷寺」と号します。
開山は徳道上人とされています。

本尊は十一面観世音菩薩像。木彫仏としては日本最大級(高さ9.18m)の尊像で、坂東三十三所観音霊場の第四番に数えられていて、東国を代表する観音霊場の象徴とされています。

境内には、本堂、観音堂、阿弥陀堂、大黒堂、地蔵堂、弁天堂、経蔵、書院、観音ミュージアムなどがあり、観音堂のそばの展望台からは逗子、由比ヶ浜、相模湾が望めます。

山門を入ると、放生池、妙智池、清浄池、などの池泉回遊式庭園と枯山水があり、庭園のそこここには様々な花の咲く樹木が配されています。

長谷寺は、四季折々の植物が楽しめる花の寺としても知られています。鎌倉屈指の紫陽花の名所で、約40種類・2500株が群生する観音堂の裏山、散策路「紫陽花の小道」では由比ヶ浜の海を見ながらアジサイの花を愛でることができます。

また紅葉の名所でもあり、11月下旬頃から開催される夜間特別拝観では、ライトアップされた幻想的な紅葉も観賞できます。その他にも、梅、木瓜(ぼけ)、石楠花(しゃくなげ)、百日紅(さるすべり)など1年を通して様々な花が楽しめます。

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