『甘縄(あまなわ)神社』ー鎌倉最古の神社ー




















『甘縄(あまなわ)神社』は鎌倉で最古の神社と言われていて、今は長谷の鎮守です。
飛鳥時代が終わり次の奈良時代の幕開けの年、和銅3年(710年)豪族の染屋太郎太夫時忠が創建しました。和銅3年(710年)は天明天皇が飛鳥から平城京に遷都し奈良時代が始まります。

源頼朝(みなもとのよりとも)が平直方の娘と結婚し、当社に祈って愛児(八幡太郎義家)に恵まれたことから、源氏と縁が深い神社として信仰を集めてきました。

江ノ電長谷駅から大仏通りを北上し、長谷観音前から由比ヶ浜大通りに入り数分歩くと「鎌倉彫陽堂」があります。「鎌倉彫陽堂」と「消防団・鎌倉エフエム」の間の通りを北上すると鳥居が見えてきます。
鳥居のすぐそばにはかつて文豪川端康成の自宅もありました。

源頼義(みなもとのよしよし)がここで祈願をして源義家(みなもとのよしいえ)が生まれたと伝えられており、源義家や源頼朝が社殿を修復し、北条政子や源実朝(みなもとのさねとも)も参拝したと伝えられています。

鎌倉時代初期の御家人、安達一族の祖である安達盛長の邸宅があった場所ともいわれています。北条政子や源実朝(みなもとのさねとも)も参拝に訪れています。
境内には、
北条時宗が産湯につかったといわれる「北条時宗公産湯の井」もあります。
そのため、子宝の御利益がある神社としても知られています。

社殿、本殿は、階段を上った山の中腹に抱かれていて、振り返ると相模湾のきらめきが見えます。

神輿渡御(神幸祭)は毎年9月14日に近い日曜日に行われ、例大祭前の数日間には民謡踊り、模擬店、ぼんぼり祭りなどの催しがあります。

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